出版社内容情報
古代の密儀宗教から冷戦時代のスパイ・ネットワークまで。歴史の舞台裏の主役たちが、いかに歴史を動かしてきたかを解明する。
内容説明
陰謀の黒幕、巧妙な策略、外交上の駆け引き、秘密プロジェクトの存在…歴史の裏面からあぶり出す、過去の秘められた真相。王座の陰で権力を振るった真の実力者は誰だったのか?どれほど多くの戦いが血を流す以上の残忍さをもって決着をみたのだろうか?歴史を二転三転させてきた、さまざまな秘密工作に光を当てる異色の事典。
目次
陰謀、秘密結社、カルトの章
スパイの世界の章
秘密外交の章
権謀術数の章
覆面の支配者の章
秘密プロジェクトの章
1 ~ 1件/全1件
- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
7
歴史の表面からは見えない、秘密結社、権力機構、諜報組織、暗殺集団といった組織や個人の思惑が、権力闘争、謀略、密議、裏切り、秘密工作、といった暗闘の果てに、内戦や戦争、暗殺や虐殺、暴動や革命といった具体的な形でどのように歴史の表面に現れたのかを、様々なテーマに沿って概説した本。いろいろ面白いんだが、近代史は苦手だから、2回の世界大戦の舞台裏を愉しむには僕の基礎知識が足りなすぎ。中世と、現代のクウェート侵攻とかイラク戦争の辺りは面白かった。2016/10/14
シフ子
4
204レ 古代の密儀宗教から現代の国家戦略まで 大義名分の裏に隠された野望があるのが世の常「歴史の役割はいつでも私たちが現在を正しく理解し将来を理性的に思考する助けになることにある。…国家が戦争をするのは公表された道義上・政治上の理由によるものだろうか。隠された戦略上・経済上の目標を達成するためではないのか。アメリカはテロとの戦いにおいて圧政的な同盟国政権とどのような利害関係でつながっているのか。西欧式民主主義は大企業や特定利益団体にどの程度支配されているのか」序文 繁栄は搾取することなしに不可能か?2011/09/16
takao
3
ふむ2023/02/03
arekcey
2
手広くてそれでいてさっくりと世界の陰謀史を網羅していて、それでいてとても読みやすいので楽しめた。図書館で借りてきて読んでいたのだけど、僕より以前に借りた人が鉛筆で年号や名称の誤記をいくつか訂正してくれていた。邦訳版だけのミスかも知れないけど、やはり全部を全部鵜呑みにしては行けない。陰謀論の本で何をいわんや、だが。 重要人物が誰かにとって都合よく急死してしまう、背筋に寒気が伝う感じ、陰謀史に感じる不気味さは十分味わうことができるので良い本ではあるかと。2017/11/10
ヨミナガラ
1
"「ファティマの第三の秘密」とは、基本的には、教皇を始めとして、悪魔のような暗殺者に撃たれた経験のある聖職者たちが見たビジョンについて説明するものだった。"2014/04/06
-
- 和書
- 季刊禅文化 〈272号〉